図書館と本屋の使い分け-本を見つけるコツ
ある友人と話をしている時に、こんなことを言われました。
みんな読んでないよね本。
最近はネット記事読む時間に奪われてる感がすごいから。
これを受けて、本をそもそも読まない原因とは?というのを勝手に考えてみたところ次の3つが浮かんだ。
- 本に興味がない
- 読みたいと思う本が見つからない(この記事の対象者)
- 本を読む気になかなかならない
ざっくりとした3つの悩みを思いつくだけ羅列してみた。これ以外にもあるという声は随時受け付けます。
さて、今日の記事では『読みたいと思う本が見つからない』人に向けて、書いていきたいと思います。
1.本を見つけるにはどんな手段があるか?
本を見つける手段としては4つの手段が考えられます。
だいたい他の人に聞くとこの4つが話に出てくるかと思います。
2.本の見つけ方
まず私自身ですが、これまで生きてきた中で数万冊本を読んできました。
そんな私が考える本の見つけ方で一番いいなと思ったのは、
ずばり「図書館と本屋を駆使して本を見つける」です。
なぜこの見つけ方がいいか。それは、図書館と本屋の性質に着目してみると説明ができます。
3.図書館と本屋の性質
私自身が読書を楽しんでいく過程で、
図書館=過去、本屋=現在 という性質があるのではないかと感じました。
なぜこう思ったのかというと、両者においてある本の共通項からでした。
図書館の場合、新刊はこちらから入荷してほしいと伝えなければ入ってこないですが、反面ずっと読みつがれてきた本は、図書館に残り続けています。読みつがれるということは、時代が変わろうとも、その本が持つ価値は発揮され続けているということではないでしょうか。
それ故に、過去から受け継がれた価値や原理原則を知りたいとなったとき、図書館はいいのではないでしょうか。
本屋の場合、売れ筋の本・売りたいと思う本は必ず目に止まりやすいところに置いてあります。それを見ていくだけで、世の中に求められる価値や資質、能力をさらっと見ることができるなと思っています。
売れるということは、世間からニーズがあるということに他ならないと考えると、売れ筋の本から世間のトレンドが読めるのではないでしょうか。
両者の共通項はもう一つあります。
それは、一覧性と偶発性があるということです。
ECやSNSにはなく、図書館や本屋だからこそあると私は思います。
なぜなら、ECやSNSだと自ら調べるという能動的行動が必要なのと、一定程度自分が知りたいと思う領域において知識や経験がなければ「これだ!」と思う本には出会いにくかったという体験があるからです。
また「これだ!」と思う本に出会っても、それ以外にもないのかと思って調べるのが億劫になる時もありました。
しかし、図書館や本屋であれば、パッと目の届く範囲に本が溢れ、タイトルや帯から内容を類推することができます。
また、意図せずして自分が知りたいと思う本以外に面白そうと思って手に取れる機会があるのではないかと、実際両方に足を運んで感じます。
まとめ
- 本を選ぶのに迷うなら「図書館と本屋」を上手く使い分けるといい
- 原理原則、不変の価値を知りたいなら図書館へ、世の中のトレンドやニーズを知りたいなら本屋へ行く
といった具合に私は考えています。